配管


世界には
まとはずれな雑音や
調子の狂った騒音であふれていて
だけれどたまに
繊細な
うつくしいおと
ちいさな
ゆかいなおと
に出会える
それを
みつけだして
できるかぎりおおきく
ひびかせる
それが
楽家
ダンサーの
役割だと
盲目の
ちょうちょのおじさんが
言っていた