ダンシントゥナイ

一言でいえば
げてもの・・・かな 

まぶたの上に
少しずつ分銅をおいていくやつがいる
まぶたがこんなに重い訳がない
そおっとやって来ては
こっそり
すぐには気付かない程度に
分銅を置いて行く
たまにその重みに負けて
まぶたを閉じると
クスクスと小さな笑い声がする
今日は梁の上に隠れているらしい
昨日は本棚の影から聴こえた
こうやっているうちにも
また一つ
分銅を置いたらしい
まぶたの重力が
またました
またあした