えんぴつのうえのほう

その昔
横浜の美術館に
「さとうさとる展」
を見に行ったときのお話
渡り廊下から見える
ガラス越しの外の景色の中に
12体のコロボックルが隠れていて
一生懸命みつけてみたり
とても遊び心に満ちた空間だったのですが
入り口に
胸の高さくらいの
大きな
小さくなった鉛筆がありました
(う〜ん
日本語って難しい
鉛筆は
使い込まれて小指の第一関節くらいになっていて
それが胸の高さくらいに拡大されているのです)
コロボックルの目線から見える鉛筆はこれくらい
という目安で置いてありました
普段目にしているものが
巨大化する
ちいちゃいはずのものが
おおきい
もしかして
ちいさくなっているのは
自分の方なのか
そんな感覚に陥ります
人には
だます快感と
だまされる快感
両方ある気がします
エンターテイメントの基本は
いい意味で
人をだますこと
佐藤さとる展は
入り口で
一気に世界に引き込まれました
まもなく
WORLDWIDEの
空間演出に取りかかる時期
今回はクリスマスとのオファー
大きな鉛筆のように
みなさまを
違う世界に引き込めますように・・・



明日のお部屋は
がお〜