ぴょこん

昔から
本をひらくと
いろいろなものが飛び出してきた

本には二つのタイプがある
本の中に、吸い込まれてしまう本
本の中から、みんなが飛び出してくる本

どちらにしろ
本は
現実と非現実のあいだのトビラだ

僕がその門をくぐるか
その門をくぐってみんなが出てきてくれるか

僕がなりたいものも
そういうトビラだ

「現実と非現実のあいだのトビラになりたい」

これが僕の芯だ